日本経済思想史 2004年度開講 マイリストに追加 経済学説史が学問としての経済学の理論の変遷を追いかけるのに対して、経済思想史は、人々の慣習や行動、制度の中に埋め込まれている考え方=「経済 観念」を明らかにすることを通して、経済学の分析の基礎となっている概念を相対化し、歴史的な分析=経済史学研究によりリアルな分析道具を提供することに よって歴史認識を豊富化させ、ひいては経済学そのものにも基礎的な考え方に見直しを求め得るという役割を担う。 第1回 1-1 課題設定と講義の進め方 1-2 企業観の変遷 武田 晴人 第2回 2 日本人の企業観 武田 晴人 第3回 3 株式会社と株式 武田 晴人 第4回 4-1 市場と取引 武田 晴人 第5回 4-2 手段としての競争と協調 武田 晴人 第6回 5 契約 武田 晴人 第7回 6-1 勤勉とは何か 時間の規律 武田 晴人 第8回 6-2 職人から従業員へ 6-3 立身出世とホワイトカラー 武田 晴人 第9回 7 国益と国富 武田 晴人 第10回 8 最後の拠り所としての政府 武田 晴人 第11回 9 在来産業と殖産興業 武田 晴人 第12回 10 石黒忠篤と小作問題 武田 晴人 第13回 11 民間経済思想-自由民権家の経済思想 武田 晴人 第14回 講義のまとめ 武田 晴人