特集

2024/01/18
みなさん、こんにちは。UTokyo OE(UTokyo Online Education)スタッフです。
UTokyo OE(Online Education)が提供するウェブサイト「UTokyo OCW」「東大TV」では、東京大学で公開された講義やイベントの動画・講義資料などを、数多く公開しています。
見たい動画を探す際には、ウェブサイトのトップから、興味のある学問分野や講師の名前によって検索することができます。
「そうは言われても、あまりに多くの動画があってどれから見たらいいか分からないよ!」という方にオススメの、コラム記事のコーナーがあります。
コラム記事は、東京大学の現役学生サポーター・卒業生・スタッフなどが持ち回りで執筆しており、講義動画の概要を紹介したり、執筆者が講義動画を見た感想・自身の体験談などを綴っています。
執筆するトピックは、執筆者の専攻・得意分野に基づいている場合もあれば、ご本人の純粋な興味関心・驚き・感動などから選んでいる場合も。
東京大学を、より身近に感じていただくことができる内容となっております。
「UTokyo OCW」の「だいふくちゃん通信」では、2021年から、学生サポーターの協力を得る現在のスタイルを取り入れました。
約2年間で既に100本程度の記事を公開し、SNSなどで好評をいただいております。
そして、この度、「東大TV」の方でも、同じ執筆チームによるコラムの連載を始めることになりました。
題して、「ぴぴりのイチ推し!」です。
これらのコラムを
・見る動画を選ぶ際の導入として・ひとつの読み物として・動画を視聴する際のヒントとして
みなさまの日々の学習にご活用いただけましたら、執筆者一同、大変うれしく思います。
UTokyo OCW「だいふくちゃん通信」
「UTokyo OCW」には、「だいふくちゃん」というマスコットキャラクターがいます。とても可愛らしい姿に、スタッフたちからも溺愛されております。お見知り置きを。
〇お名前:だいふくちゃん
〇お誕生日:2月9日
〇役職:広報部長
〇ストーリー:立派なふくろうになるべく、いろいろなことを勉強中。OCWめがねを拾ったことをきっかけにUTokyo OCWと出会い、その面白さにはまってしまいUTokyo OCWのスタッフのお部屋へやってきた。
スタッフも、へぇ、そうなんだ……と忘れている情報が多かったですが、改めて記憶に刻みたいと思います。
さて、我らが広報部長のお名前を冠した「だいふくちゃん通信」と、そのアクセス方法を紹介します。
「UTokyo OCW」では、東京大学が開講する正規講義(所属する学生が履修して単位をもらう通常の授業)を取り扱っています。実際に学生・大学院生が受講している授業をご覧になりたい方、ぜひご活用ください。
まずは、「UTokyo OCW」にアクセスしましょう。
そして、画面上部のメニュー「だいふくちゃん通信/特集」からプルダウンして、「だいふくちゃん通信」を選択してください。記事一覧が表示されます。
とはいえ、「記事もたくさんあってどれから読んだらいいか分からない!」という方は、ぜひ、こちらのページを。
●【2022年度を振り返る!】だいふくちゃん通信ライターが紹介する人気記事(2023/08/23)
●【2023年最も読まれた記事はどれ!?】2023年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング(2023/12/26)
学生ライターさんが、2022年、2023年にたくさん読まれた人気記事をランキング形式にまとめ、おすすめコメントとともに紹介してくれました!
東大TV「ぴぴりのイチ推し!」
「東大TV」にも、「ぴぴり」というマスコットキャラクターがいます。
ゆるキャラの王道を行くだいふくちゃんのフォルムとは、また違ったおもむき。そして、既存の生き物とも違う独創的な姿(学生サポーターさんから「鳥?」と言われていましたが、空想上の生き物のようです。)
こちらも、負けず劣らず可愛がられています。
〇お名前:ぴぴり|Pipili(公募によって決まりました)
〇発見日:2016年6月1日
だいふくちゃんは「お誕生日」が判明していますが、ぴぴりは「発見された日」とのことで……それぞれにいろんなドラマがありそうですね。
「東大TV」で扱っているのは、東京大学で開催されるオープンキャンパス・公開講座・著名な方をゲストに迎えた講演会など、多彩な内容です。YouTubeチャンネルとしては、登録者数11万人を超える大人気コンテンツとなっております。
こころなしか、ぴぴりの顔が誇らしげに見えます。
だいふくちゃんも、お友だちの晴れ舞台なので、よろこんでお手伝いしました。
さて、こんなに人気があり、多様で豊かなコンテンツを持つサイトですから、さらに多くのみなさんに知ってもらいたいと考え、(「UTokyo OCW」と同様に)講義やイベントをピックアップして、コラム形式で紹介することになりました。
ぴぴりが、頭のてっぺんのアンテナからみなさんに発信する、「ぴぴりのイチ推し!」です。
「東大TV」にアクセスの上、「ぴぴりのイチ推し!/特集」からプルダウンして、「ぴぴりのイチ推し!」を選択してください。
もちろん、ぴぴりちゃんは心の中では全ての講義を「推し」ていますよ!しかし、なにぶんたくさんのコンテンツがありますので、みなさんの動画視聴のきっかけのひとつとして参考にしていただけるよう、どんどん連載していきたいと思います。
これからも応援をよろしくお願いします!
コラムの更新情報は、公式Twitter・Facebookでも配信しています。
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記事を読んでお気に召していただけましたら、ぜひ、感想などを付けて拡散してください。みなさまのご声援が、学生ライターの励みとなっています。
そして、Twitterでは、だいふくちゃんとぴぴりがお仕事したり遊んだりしている姿も、ときどき登場しますよ!
2人がイラストになって登場する栞(しおり)もご好評をいただいており、引き続き、東京大学本郷キャンパスの「コミュニケーションセンター」(東京大学本郷キャンパス赤門から入ってすぐ横です)・生協・図書館などで配布中です。
横断検索サイトだから、「横断歩道」を渡っております。
4枚集めると、「あの有名な横断歩道」にそっくりな横断歩道が完成します。
ぜひ、入手してください!
大変好評で、すでに30,000枚近く配布されているのですが、在庫が無い場合もございます。あらかじめご了承ください。(みなさんがしおりに出会えることを祈っています。)
それでは、引き続き、UTokyo OEをお楽しみくださいませ。
<文/加藤 なほ>
2023/12/26
2023年も終わりを迎えようとしています。今年もだいふくちゃん通信を読んでいただき、ありがとうございました。
だいふくちゃん通信では、UTokyo OCWの動画に興味を持っていただくため、学生を中心に動画を紹介するコラムを執筆して、ほぼ毎週更新しています。
だいふくちゃん通信は、学生ライターが記事を執筆する現行の体制になり、ちょうど2周年を迎えます。そこで、今回は2023年にアクセス数の多かった記事と、今年公開された中で特におすすめの記事を紹介します。
(2022年版のランキングはこちら)
2023年だいふくちゃん通信アクセスランキング TOP5
この2年間で公開された記事は累計100本ほどです(そのうち、今年1年で新しく公開された記事は約50本!)。その記事の中から、どのような記事が特に読まれたのでしょうか。
アクセス数を見てみると、2022年は1万PVを超えたのが1位の記事だけでしたが、今年は5位の記事も1万PV以上あり、非常に多くの人に読んでいただくことができました。
普段から読んでくださっている方にとっては今年の振り返りに!少ししか読んだことない方や初めて読んでいただく方は「こんな記事があるのか!」と知っていただく機会に!
(集計期間:2022年12月1日〜2023年11月30日)
第5位 20世紀最大の哲学者、ハイデガーについて知りたい方へ【「存在」とは何か】
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_711/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2009s_gfk_09kumano/ 
2022年05月25日 公開 
15,214 PV
昨年も5位にランクインしたこちらの記事。「存在とは何か」という非常に哲学的な問いを提示した哲学者・ハイデガーの功績を紹介します。さらに講義では、「他者」「死」といった概念について、より発展した議論が展開されます。ハイデガー、そして哲学の世界に精通している方はもちろん、哲学という学問の世界に足を踏み入れてみたいという方にも大変おすすめです。
第4位 「教授」坂本龍一の東大講義録【「自己表現」でない音楽とは?】
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_117/  コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2007_gfk_sakamoto/ 
2023年03月22日 公開 
18,782 PV
音楽グループ イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のメンバーで、音楽界に多大なる功績を残した坂本龍一氏。今年3月、この記事の公開から約1週間後に逝去されました(今年は残念ながら同じくYMOの高橋幸宏氏も逝去されました)。「教授」の愛称でも知られる坂本龍一氏ですが、東大の教授だったわけではありません。そんな坂本龍一氏が東大で対談形式の講義を行った貴重な映像を紹介しています。「坂本龍一」とはどんな人なのか。そして彼が求めた音楽とはどのようなものだったのでしょうか。
X(旧Twitter)でも大きな反響のあった記事となりました。
https://twitter.com/UTokyo_OCW/status/1638843030877933576
第3位 【自閉症の人は不安を感じやすいのか】不安の仕組みについて考える
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2028/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2020a_asahi_watanabe/ 
2022年05月13日 公開 
21,058 PV
こちらの記事も昨年(3位)に続きランクインしました。誰もが感じることがある「不安」を極度に感じ、日常生活に支障が出てしまう「不安症」。この不安症は「自閉スペクトラム症(ASD)」と呼ばれる発達障害にも強く関係があります。不安やASDはどのようにして起きるのか、そして我々はどのように向き合っていけばいいのでしょうか。不安や発達障害について考えるきっかけになる記事が今年も上位にランクインしました。
第2位 【今一度 振り返ってみよう 日本の宗教観】宗教はあぶない?!
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_82/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2006a_gfk_sueki/ 
2022年08月24日 公開 
22,431 PV
公開当時は、安倍元首相襲撃事件に社会が震撼し、宗教の存在に再び注目が集まっていた時期でした。そして今年もパレスチナ問題をはじめ宗教に関する深刻な話題は尽きませんでした。特定の宗教を信仰している人が少ない日本において、宗教というのは近いような遠いような存在と言えるかもしれません。近代日本における政治と宗教の関わりをきっかけに、現在に続く日本の宗教観の成立について考えていきます。また、講義では同時に現代日本の哲学者・宗教学者らがどのように宗教にアプローチしているかもうかがい知ることができます。
第1位 「家族」の基準って何?「家族」って誰のこと?【「家族」の境界線について考える】
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1237/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2013a_gfk_akagawa/ 
2022年09月14日 公開 
34,657 PV
今年最も閲覧されたのは、我々にとって最も身近な存在と言えるであろう「家族」を取り上げた記事でした。身近すぎて考えたこともないかもしれませんが、あなたにとって家族とは誰で、どのような意味をもつ存在ですか?家族の定義や「境界」について、こちらの記事、そして講義と一緒に今一度考えてみてはいかがでしょう。
番外編 その1 2023年公開のおすすめ記事3選
ランクインしなかった記事の中にも面白いものがたくさんあります。ここでは2023年に公開された記事の中からおすすめの記事を3つ、本コラム執筆者の独断で紹介します。記事が多すぎてどれから読めばいいかわからないよ〜という方、まずはこちらから読みましょう。
【職場を居場所とするのは危険?】バリバリ働きたいAさんと仕事以外の時間が大切なBさんは同じ職場で働けるのか
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1718/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2018a_asahi_mizumachi/ 
もうタイトルからして面白そうじゃないですか?恐らく誰もが感じたことがあるであろう、「労働観」の違い。この講義、そして記事では「労働」に注目し、古代ギリシアから近世日本における労働のあり方が紹介され、終盤には現代日本における労働、そして職場という居場所についての見解が述べられます。働くことについて何かもやもやがある方など、多くの人に刺さるであろう記事です。
不正は絶対に「悪い」もの?会計の世界から見る「決まり事」のあり方
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1377/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2015a_gfk_yoneyama/ 
「粉飾決算」ってよく耳にするし、なんとなく悪いことだというのはわかりますが、その実態を知っている人はそう多くないのではないのでしょうか。この記事では、そもそも「会計」とは何かというところから始まり、なぜ粉飾ができ、なぜ防ぐことができないのかを知ることができます。そして最終的には「決まりごと」のあり方についても考えることができます。みんな大好き、お金とルールの話、気になりませんか?
身の回りの「文化」をみつける—災害・民俗文化財・神田祭
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1611/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2017a_gfk_kinoshita/  
講義の導入であり、記事の導入にもなっている「東大のキャンパスにどれだけの銅像があるのか」という話題。「こんな講義(導入)、キャンパスに銅像がたくさんある東大じゃなかったらできないよな」と思わせてくれる、東大らしい講義です。講義ではさらに文化・文化財と災害とのつながり、宗教とのつながりなどに触れられ、身近な話題から民俗文化などについて学ぶことができます。東大ならではの講義を多くの人に見ていただくことは、OCW、そしてだいふくちゃん通信の使命なので、それにぴったりの記事と言える記事です。
番外編 その2 アクセスランキング第6位〜10位
惜しくもTOP5を逃した記事を紹介します。もちろんこちらの記事も面白いものばかりなので、ぜひご覧ください。
第6位 【「進化=自然選択」だと思っていませんか?】進化学のこれからについて学ぶ
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_884/  コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daiduku_2011s_gfk_morinaga-tsukatani/
第7位 【実は風刺だらけ⁉︎】『ガリヴァー旅行記』の政治性について英文学者と考える
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1981/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2020s_frontier_takeda/ 
第8位 【食べていたのは「幻想」だった?】ヨーロッパ中世の食卓をのぞいてみよう!
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1345/  コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2015s_gfk_ikegami/ 
第9位 確率のワナに騙されないために【直感に反する確率を、図にして捉える方法】
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_608/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2008s_gfk_ichikawa/ 
第10位 「善」を求める正義感が「悪」に転じうるのはどうして?【「善」と「悪」のパラドックスとは】
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2077/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/eaa06/ 
来年もだいふくちゃん通信をよろしくお願いいたします
2024年も学生ライターを中心に東大の魅力的な講義を発信するべく活動していきますので、ぜひだいふくちゃん通信を読み、そしてOCWにある講義を見ていただけたら幸いです。
また、年明けからは同じく東大の講義映像などを発信している「東大TV」でも、だいふくちゃん通信のように講義を紹介するブログ『ぴぴりのイチ推し!』が始まります。東大TVには、授業とはまたひと味違った、短い動画や、高校生向けの動画など、より見やすい動画がたくさんあるので、こちらもぜひご覧いただけたら嬉しい限りです。
来年も皆様の「興味」に火をつけてまいりますので、ぜひお楽しみに!
<文/大澤 亮介(東京大学学生サポーター)>
●他の講義紹介記事はこちらから読むことができます。
2019/07/30
 UTokyo OCWは、大学で学ぶみなさんが自主学習に活用することができるだけでなく、社会人のみなさんの生涯学習の教材としても活用することができます。
 利用者のみなさまからご回答いただいたアンケートからも、多くの社会人の方にUTokyo OCWをご覧いただいていることがわかりました。
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2019/07/30
 東京大学のオープンコースウェア・UTokyo OCWでは、学部1・2年生を対象に開講されている「学術俯瞰講義」(www.gfk.c.u-tokyo.ac.jp)の講義資料と講義映像を数多く公開しています。
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