こんにちは、UTokyoOCWスタッフです。
来月下旬から、多くの大学で秋学期がスタートします。都市圏の大学では、原則リモートによる講義を続けながら、少しずつ日常へ回帰していこうと模索が続けられています。一方そうした模索の過程で、先月までの大学における活動の様々なデータがまとめられました。中でも、九州大学で行われた調査では、リモート講義で続けられた先学期において、半数近くの学生が心身の不調を感じ取っていることを明らかにしました(毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200823/k00/00m/040/107000c ※記事掲載期間2020年8月23日~2020年9月23日)。こうした環境の変化に対して、2000年前後から欧米の大学では「マインドフルネス」という対処療法が共有されています。マインドフルネスの根底は、心理学の知見を用いて、自分の心のメカニズムを客観的に把握し、適切な対処法を選択することにあります。そこで今回は、自分を知るための心理学講義として、2008年度開講の学術俯瞰講義「心に挑む―心理学との出会い、心理学の魅力」から3つの講義をご紹介します。
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