すっかり秋らしくなってきました🍂朝晩は少し寒い日もありますね。
でも、秋はとっても過ごしやすいのでどこかにお出かけしたくなる時期でもあります。食欲の秋、運動の秋…いろんな秋をお楽しみください^^
さて、今月は…秋と言えば「読書の秋」!読書にちなんで古典や哲学に関連する講義をご紹介したいと思います✨
朝日講座から、2017年度朝日講座「〈偶然〉という回路(朝日講座「知の調和―世界をみつめる 未来を創る」)」鈴木泉先生の「必然主義の哲学―スピノザと共にあまりに人間的な偶然性概念を消去しよう―」をご紹介します。
https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1585/
この講義では、講義テーマである「偶然」が哲学でどう定義されるのか、日本の哲学者九鬼周造が「偶然」をどうとらえていたのかと踏まえた上で、西洋哲学で「偶然」を否定的にとらえたスピノザについて迫ります。
偶然、必然といういかにも哲学的なテーマについて、とてもわかりやすくご講義くださっています。
twitterでもとても人気のある講義となっています^^
https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_918/
哲学者の中でもカントは非常に有名ですよね。
この講義シリーズは「正義」をテーマにされていて(あのマイケルサンデル氏にもご講義いただきました!)哲学や文学の先生方、法学の先生方にお話いただきました。
カントの哲学において「正義」がどのようにとらえられているかを考えることによってサンデル先生の考える「正義」を学問的に考え直す、という作業をされているのでサンデル先生の講義を面白い!と思われている方にもおすすめです✨
2016年度学術俯瞰講義では、「古典は語りかける」西洋・東洋の古典作品について取り上げました。
納富 信留先生は「ソクラテスは何故死刑を受けたのか? (「古くからの告発への弁明」を中心に)」と題してソクラテスやプラトンについての講義をしてくださいました。
https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1419/
有名な哲学者でもあるソクラテスがかけられた裁判について書かれた「ソクラテスの弁明」を読み解くこちらの講義は、ただ本文を読むだけではなく研究する際の引用の仕方など、大学でこれから学んでいく学生さんの役に立つこともたくさんおしえてくださっています。