守るべきもの、変えるべきもの(朝日講座「知の調和―世界をみつめる 未来を創る」2016年度講義)
What to conserve, what to change (The Asahi Lectures "The Harmony of Knowledge" 2016)
2016年度開講
Held on 2016
学問でも実業の世界でも、あるいは日常生活においてさえ、変革、革新、改革という言葉がたびたび登場するようになりました。新しい発明や発見を生み出すために、絶えざる変革が必要なことはたしかです。他方で、変革や改革がある種の常套句となり、「改革疲れ」という現象が生じていることも見逃すことはできません。変革や改革が日常化するなか、「何を守るべきか、何を残すべきか」を議論することの重要性が高まっているといえるでしょう。革新と保守、前衛と古典、グローバルとローカル、進歩と共生、集中と多様性、といった様々な対立のバランスシートを見出す姿勢が、いまほど問われている時代はありません。  本年度の朝日講座では、第2期5年間のスタートとして、それぞれの学問分野や実業界を担う先生方から、「何を守るべきか、そのために何を変えるべきか」という観点にもとづいた講義を行っていただきます。「10年一昔、30年一世代」といいますが、それぞれの学問分野や対象について、少し先の未来を見据えたお話を伺います。