特集

2026/04/03
We would like to extend our warmest congratulations to MIT OpenCourseWare on the occasion of its 25th anniversary.
Since its launch in 2001, MIT OpenCourseWare has played a pioneering role in shaping the global open education movement. By making high-quality educational resources freely accessible to learners around the world, MIT OCW has transformed not only how knowledge is shared, but also how universities engage with society. Its enduring commitment to openness, accessibility, and innovation continues to inspire institutions across the globe.
At UTokyo OCW, we are deeply grateful for the path that MIT OCW has paved. Since our establishment in 2006, we have learned much from MIT’s vision and practice, and we have strived to contribute to the advancement of open education in Japan and beyond. The shared spirit between our initiatives reflects a broader commitment to expanding opportunities for inquiry, lifelong learning, and collaboration across diverse communities.
As open education enters a new era—one characterized by co-creation among learners, educators, and society—we look forward to continued dialogue and collaboration. We are confident that MIT OpenCourseWare will remain at the forefront of this evolving landscape, continuing to lead and inspire.Once again, congratulations on this remarkable milestone, and we wish MIT OpenCourseWare continued success in the years ahead.
Sincerely,Yasushi AsamiDirector, Center for Research and Development of Higher EducationThe University of Tokyo
【対訳】UTokyo OCWから、MIT OpenCourseWareが25周年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。
2001年の開始以来、MIT OpenCourseWareは、世界的なオープン教育運動を形作る上で先駆的な役割を果たしてきました。世界中の学習者が質の高い教育リソースを自由に利用できるようにすることで、MIT OCWは知識を社会に広げるだけでなく、大学と社会との関わり方も改革してきました。そのオープン性、アクセシビリティ、そしてイノベーションへの揺るぎない取り組みは、今もなお世界中の教育機関にインスピレーションを与え続けています。
UTokyoOCWは、MIT OCWが切り拓いてきた道筋に深く感謝しております。UTokyo OCWが設立された2006年以来、私たちはMITのビジョンと実践から多くを学び、日本および世界におけるオープン教育の発展に貢献すべく尽力してまいりました。両者の取り組みに共通する精神は、多様なコミュニティを越えた探究、生涯学習、そして協働の機会を拡大することです。そして、これは現在もさらに広範な取り組みへと広がりをみせています。
学習者、教育者、そして社会が共に創造する時代という、オープン教育の新たな時代を迎えるにあたり、私たちは今後も対話を続け、協力を深めていくことを楽しみにしています。MIT OpenCourseWareが、この進化し続ける分野の最前線に立ち続けていること、今後もこうした取り組みについて世界を主導し、多くの人にインスピレーションを与え続けると確信しています。
改めて、この素晴らしい節目を心よりお祝い申し上げますとともに、MIT OpenCourseWareの今後のさらなるご発展をお祈り申し上げます。
令和8年4月東京大学大学総合教育研究センターセンター長 浅見泰司
2026/03/26
UTokyo OCWは2005年の開設以来、20周年という大きな節目を迎えることができました。本プラットフォームでは、東京大学で実際に開講されている授業の講義資料や講義動画など、1,900以上の教材を無償で公開しています。
20周年を記念して、2026年3月12日、東京大学本郷キャンパスのダイワハウス石橋信夫記念ホールにて、「UTokyo OCW/東大TV 20周年記念シンポジウム」を開催いたしました。
当日は2部構成とし、オープンエデュケーションの研究者や実践者を迎え活発な議論が交わされたほか、宮川繁先生による基調講演も行われました。(後日、講演を一般公開する予定です)
また、オープンエデュケーションの先駆者である米国マサチューセッツ工科大学のMIT OpenCourseWareからもUTokyo OCWの20周年を祝うメッセージを頂戴いたしました。
同内容はMIT OpenCourseWareの公式ブログにも掲載されています。以下、一部を抜粋してご紹介します。
MIT OpenCourseWareは、大学の全カリキュラムにわたるテキストおよび動画形式の教育資料を、無償かつオープンに公開する最初の取り組みだったかもしれません。しかし、この種のプログラムは決して私たちだけではありません。MIT OpenCourseWareが開始されてから10年の間に、世界中の教育機関で同様の取り組みが次々と生まれ、その中には「OpenCourseWare」や「OCW」という名称を取り入れたものもあります。そうしたプログラムの中で最も成功しているものの1つであるUTokyo OCWは、2006年に設立され、今年で20周年を迎えます。
(中略)UTokyo OCWとMIT OpenCourseWareの間に理念的なつながりがあるのは偶然ではありません。日本のOCWがMITのものを一部モデルとしているだけでなく、両プログラムともに宮川繁教授の取り組みとビジョンから大きな影響を受けてきたからです。
(中略)MIT OpenCourseWareは、この機会に東京大学OCWに心からのお祝いと感謝の意を表するとともに、世界中のオープン教育の推進に尽力されている宮川教授に心からの感謝を申し上げます。
掲載記事(外部サイトへ移動します)20 Years of OCW in Japan - Open Matters | MIT OpenCourseWare
掲載記事では、UTokyo OCWがこれまで講義資料や講義動画の公開を通じて取り組んできた活動や、その背景にある理念についてご紹介いただいています。あわせて、MIT OpenCourseWareとUTokyo OCWのつながりや、宮川繁先生の長年にわたるご貢献についても触れていただきました。
MIT OpenCourseWareからのエールを胸に、私たちはこれからもオープンエデュケーションの可能性を広げてまいります。
※訳注:MIT掲載記事中にはUTokyo OCWの設立年を2006年とする記載がありますが、正しくは2005年です。
2026/02/06
さて今回は、前回に引き続き、ランキング記事の後編をお届けします。例年は番外編としていた、だいふくちゃん通信全記事の2025年のアクセス数ランキングと、担当者おすすめの記事3選をご紹介します!
まずは総合ランキングから!
(集計期間:2024年12月1日〜2025年11月30日)
2025年全記事総合アクセスランキング TOP5
第5位 なぜ理系に女性が少ないのか
2024年1月12日 公開 
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2329/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku23_2022a_frontier_yokoyama/ 
第4位 【自閉症の人は不安を感じやすいのか】不安の仕組みについて考える
2022年5月13日 公開 
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2028/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2020a_asahi_watanabe/ 
第3位 「家族」の基準って何?「家族」って誰のこと?【「家族」の境界線について考える】
2022年9月14日 公開
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1237/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2013a_gfk_akagawa/  
第2位 【「進化=自然選択」だと思っていませんか?】進化学のこれからについて学ぶ
2022年10月12日 公開
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_884/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daiduku_2011s_gfk_morinaga-tsukatani/  
第1位 20世紀最大の哲学者、ハイデガーについて知りたい方へ【「存在」とは何か】
2022年5月25日 公開
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_711/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2009s_gfk_09kumano/ 
約150あるだいふくちゃん通信の中から昨年の閲覧数1位に輝いたのは、ハイデガーについて一から説明した講義がテーマの記事でした。2位、3位、4位に入った記事は昨年の閲覧数ランキングTOP5にもランクインしており、根強く人気です。
おすすめ記事3選
今年も、ランク入りを逃した記事の中から担当者おすすめの記事をご紹介します!2025年公開記事から2本と、それ以前からも1本をご紹介!
【AIは脅威?】これからの私たちに求められるチカラ
2025年1月8日 公開
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1461/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku25_2016_gfk_sudou/ 
2025年に大きな話題となったテーマの一つがAIです。生成AI等がとても身近に使われるようになりました。それと同時に、人間との共存について心配されることもあります。そんなAIと人間の今後について語られる講義・記事がこちらです。AI関連では、最近公開された「AI時代の教養とは?(「古典の最終章を書く」中島隆博先生)」という記事もあります。今後もさらに利用が進むであろうAIについて、私たちはどう活用していけばいいのか、私たち自身で考えることが重要な時期といえるかもしれません。そんな時期に、ぜひご覧いただきたい講義です。
嗜好品がない世界はどうなる?(「享受の快--カントと嗜好品」國分 功一郎先生)
2025年8月14日 公開
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_4045/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku25_2025s_eaa_kokubun/ 
カントやその三批判書(『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』)は聞いたことがあっても、「批判って何?」「三つの批判の違いは?」と、よく理解できていない人も少なくないでしょう(かくいう私もその一人)。そんな方にはこちらの講義・記事がおすすめ。言葉の定義や三批判書の違いを丁寧に説明したり、図解したりしているので、初心者でも理解しやすくなっています。また、嗜好品と依存症や「タイパ」「コスパ」など現代にも繋がることが例に挙げられており、興味がそそられます。年間ランキング2位の「【マイケル・サンデルと自由主義】これからの「正義」と「善」の話をしよう(「法と道徳:同性愛を題材として」児玉聡先生)」や総合ランキング1位の「20世紀最大の哲学者、ハイデガーについて知りたい方へ【「存在」とは何か】」など、だいふくちゃん通信では哲学系の記事が特に人気なので、こちらの記事も多くの人に興味をもっていただけるのではないかと思います。
【新しい世界秩序を考える】「中国」はどこにあるのか
2023年10月26日 公開
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1987/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2020s_eaa_ishii/ 
近代の中国哲学を専門とする石井剛先生の講義をまとめたこちらの記事。中華思想の「天下の中心」を主なテーマとして、世界秩序や政府のあり方などについて議論しています。「中国に今も息づく!?「中華」と「正統」の政治思想史(『「中華」の世界観と「正統」の歴史』杉山清彦先生)」が年間ランキングで1位になるなど、中国や中国に根付く中華思想に注目が集まる今日、多くの人に、より興味をもっていただけるのではないかと思います。中国思想や東洋思想と環境倫理について議論した「【「人間中心主義」から逃れられない環境倫理】中国思想から考える」もおすすめです。
また、昨年には、講義を担当された石井先生に、OCWに協力していただくことになった経緯などをインタビューした記事も公開していますので、こちらもぜひご覧ください!【特別インタビュー企画】東アジア藝文書院の石井剛先生に聞いてみた! -1- めんどくさそうだと思っていたOCWを5年間楽しく続けている理由【特別インタビュー企画】東アジア藝文書院の石井剛先生に聞いてみた! -2- わたしたちの「コロナ禍」と「ポスト・コロナ」を振り返る
おわりに
前後編にわたってお届けしたランキングはいかがだったでしょうか?読んだことのない記事があったらぜひ読んでいただき、既に読んだことがあったという方も復習に読み直していただけたら幸いです!
だいふくちゃん通信は、学生が執筆する現行の体制で4周年を迎えました。ぜひ、節目の5周年を目指して頑張っていきますので、今年もお楽しみください!
東大TVの動画をご紹介している「ぴぴりのイチ推し!」のランキング・過去のランキングもぜひご覧ください。
【2025年ランキング記事はこちら】【だいふくちゃん通信】2025年アクセス数ランキング!【ぴぴりのイチ推し!】2025年アクセス数ランキング!【だいふくちゃん通信】2025年アクセス数総合ランキング&おすすめ3選!(この記事)【ぴぴりのイチ推し!】2025年アクセス数総合ランキング&おすすめ3選!
【過去のランキング記事はこちら】2024年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング2024年ぴぴりのイチ推しアクセス数ランキング2023年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング2022年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング
<文/おおさわ(東京大学学生サポーター)>
●他の講義紹介記事はこちらから読むことができます。
2026/01/20
UTokyo OCW/東大TVは「世界に東京大学の知を開放する」という理念のもと、2005年から教育コンテンツのオンライン公開に取り組んできました。
いまや大学に限らず、多様な主体が知を発信する時代となっています。こうした環境変化をふまえ、大学はオープンエデュケーションを通じて、社会にどのような学びを共有できるのかが問われています。さらに今日では、知を一方的に提供するだけでなく、学習者・市民・企業・教育機関が境界を越えて協働し、共創することが、オープンエデュケーションの新たな課題であるとともに、可能性となっています。
本シンポジウムでは、オープンエデュケーションの研究者、オンライン教育を基盤とする大学、教養教育動画を配信する企業、そして高等教育の研究者を招き、これまでの知の公開を振り返るとともに、知の共創を通じた次世代のオープンエデュケーションのあり方を展望します。
【日時】2026年3月12日(木)13:00-16:55
【会場】東京大学 本郷キャンパス ダイワハウス石橋信夫記念ホール(ダイワユビキタス学術研究館 3階)
【参加費】無料
【お申し込み】Googleフォームよりお申し込みください。申込締切:2026年3月9日/定員に達し次第締切申し込みフォームURL:https://forms.gle/97WBCAmWbEA8DBpp8
【プログラム】以下敬称略※講演概要は登壇者提供
■開会挨拶(13:00-13:05)浅見 泰司(東京大学大学総合教育研究センター センター長)
■ 第一部 東京大学オープンエデュケーションの紹介(13:05-14:00)
佐藤 浩章(東京大学大学総合教育研究センター教授)蒋妍(東京大学大学総合教育研究センター助教)第一部では、東京大学が運営してきた「東大TV」と「UTokyo OCW」という二つのプラットフォームの、20年にわたる歩みを振り返ります。 専門スタッフも登壇し、著作権処理・撮影・映像編集といった実務の観点から、コンテンツ公開に至るまでのプロセスや、東京大学のオープンエデュケーションを支えてきた取り組みや工夫について語ります。 併せて、本年度にセンター内に新設された撮影スタジオの概要や、現在進行中のプラットフォーム全面リニューアルの取り組みについても紹介します。
■休憩(14:00-14:15)
■ 第二部 セッション1 OCWの潮流とこれからのオープンエデュケーション(14:15-15:20)
セッション1では、大学教育におけるオープンエデュケーションの原点と現在地を確認し、その意義を改めて捉え直します。そのうえで、これからの時代にふさわしい学びのデザインや、知の公開のあり方について展望します。
宮川 繁(マサチューセッツ工科大学名誉教授)「OCW: 大学教育コンテンツのオープンアクセス」OCWは、大学の教育コンテンツにおける初のオープンアクセスモデルである。最初にそれを立ち上げたのはMITで、その後、東京大学が独自の特徴を持ったOCWを世界に提供した。
吉見 俊哉(東京大学名誉教授)「大学は二度目の死を迎えているのか?-改めて考える大学教育の意義-」少子化、ICTの普及、生成AIの誕生、大学の制度疲労が進む中、大学はいま「二度目の死」を迎えているのか。大学史とメディア論の視点から、大学教育の公共的意義と再生の可能性を問い直す。
■第二部 セッション2 新しい時代の学びの実践例(15:20-16:20)
セッション2では、大学の枠組みを越えて展開される多様な学びの実践に目を向けます。ZEN大学、LIBERARY(リベラリー)、通信制大学という、既存の大学制度の内外で進行するこれらの取り組みは学びのあり方を大きく変えつつあります。実践者の視点から、これからの教育の可能性を考えます。
若山 正人(学校法人日本財団ドワンゴ学園ZEN大学 学長)「ZEN大学における取組 – 大規模完全オンライン大学での学び」2025年4月に開学したZEN大学は、完全オンラインの新しい大学である。開学に込めた狙いやカリキュラムのあり方とともに、第一期生の実像についても紹介する。
木村 見悟(KDDI株式会社・リベラリー法人事業リーダー)「新規事業としてのLIBERARY(リベラリー)の取り組みについて~リベラルアーツによる人財育成への想いと実践~」KDDIがなぜリベラルアーツによる人財育成サービス「LIBERARY(リベラリー)」を新規事業として立ち上げ、活動しているのか。その意義と実践について企業への導入事例・お客様の声と合わせてご紹介します。
澁川 幸加(中央大学特任助教)「通信制からみる学びのゲームチェンジャー」近年、通信制大学に進学する若年層が急増しています。本講演では、その歴史的変遷と事例をもとに、新たな学び方を切り拓くゲームチェンジャーたちの姿と、高等教育のこれからを描きます。
■休憩(16:20-16:25)
■第三部 総合討論(16:25-16:55)
第三部では、これまでの議論を踏まえて、大学、社会、企業の知が、どのように交差し共創されうるのかという問いを登壇者全員と掘り下げます。
■閉会(16:55)
【言語】日本語
【お問い合わせ】大学総合教育研究センター TL推進部門担当:湯浅 肇E-mail: ocw * he.u-tokyo.ac.jp ( * を@に直してください)
2026/01/14
2026年一発目!ということで、毎年恒例(例年は年末ですが)となっている、だいふくちゃん通信のアクセス数ランキングをお届けします!
本記事では、ランキング記事前編として、過去1年間(2024年12月〜2025年11月)に公開された20本の記事(特別版を除く)の中から、特にアクセス数が多かったものをランキング形式でご紹介して、昨年のだいふくちゃん通信を振り返りたいと思います。
また、ランキング記事後編では、今まで公開された全記事を対象とした2025年のアクセス数ランキングと、担当者のおすすめ記事をご紹介します。
それでは早速第5位から見ていきましょう!
(集計期間:2024年12月1日〜2025年11月30日)
第5位 【農業の環境負荷とのジレンマ】人口爆発に対応する食糧の増産方法とは(「栄養の循環と社会」藤原徹先生)
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1379/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku25_2015a_gfk_fujiwara/ 
産業革命以降、世界人口の急速な増加に直面する中で、食糧の増産は常に避けて通れない課題の一つであり続けてきました。こちらの記事で紹介している講義では、植物栄養学や肥料学という観点で、これらの学問が食糧の増産をどのように支えてきたのかを、たくさんの写真や図を交えながら説明しています。また、記事・講義では化学肥料がもたらす環境負荷についても触れています。関係がない人はいないといえる「食」に関する問題。年末年始はたくさんのごちそうを食べたでしょうから、改めて食の問題に向き合ういいタイミングかもしれません。
第4位 私たちの言葉に潜むバイアスとは?—言語と社会の関係を見つめ直す(「言語とジェンダー」伊藤たかね先生)
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2332/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku25_2022a_gender_itou/ 
記事冒頭の問いかけに、私は案の定、無意識のうちに”his”を選んでしまいました。私たちが日々使う言語に、ジェンダーやマイノリティなどに対するバイアスがどれだけ反映されているのかを学ぶことができるこちらの記事。言語という定性的な側面が強いテーマについて、ただ定性的に議論するのではなく、定量的・客観的に議論するための具体的な実験なども紹介しながら講義が展開されます。そのため、抽象的な話題が苦手!という(私のような)方にもおすすめです。
第3位 あなたの世界史観はどこから来た?歴史の多様な解釈を考える(「世界の世界史」羽田正先生)
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1080/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku25_2012_gfk_haneda/ 
「歴史は暗記の教科?」「そもそもなんで歴史を学ぶの?」などと思ったことがある人は、少なくないかもしれません。日本における世界史といえば、各地域でいつ頃どんな出来事が起きたかについて学ぶイメージが強いです。しかし、それは日本だけなのかもしれません。記事・講義では、フランス、イラン、中国など、世界で学ばれている「世界史」について紹介しながら、歴史とは何か、なぜ歴史を学ぶのか、といった疑問について受講者と考えていきます。学校で今まさに歴史を学んでいる中高生はもちろん、大人になった私たちにも重要な示唆を与えてくれるこちらの記事が第3位になりました。
第2位 【マイケル・サンデルと自由主義】これからの「正義」と「善」の話をしよう(「法と道徳:同性愛を題材として」児玉聡先生)
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_923/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku25_2011_gfk_kodama/ 
マイケル・サンデル、あるいは世界中でベストセラーとなった著書の『これからの「正義」の話をしよう』と言えば、多くの人が一度は耳や目にしたことがあるのではないでしょうか?こちらの記事・講義では、そんなサンデルのリベラリズム批判を中心に話が展開されます。そもそもリベラリズムとは何なのか?法や道徳はどのようなものとされてきたのか?一見抽象的なテーマですが、具体的な例も交えながら説明されており、哲学・倫理学の入口としても楽しむことができます。2011年開講と14年も前の講義を再発掘したこちらの記事が、第2位となりました。
第1位 中国に今も息づく!?「中華」と「正統」の政治思想史(『「中華」の世界観と「正統」の歴史』杉山清彦先生)
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1087/ コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku25_2012a_gfk_sugiyama/ 
「中華主義」とか「中華思想」とかよく聞きますけど、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか。この記事、そして紹介している講義は、このような問いかけから始まります。日本と関係性が強く、連日メディア等で話題になる中国に根付いている思想はどのようなものなのでしょうか?どのような思想が、どのような経緯で発生し、今に続いているのか。それを理解する、あるいは理解しようとするだけでも、他者を理解する第一歩になるかもしれません。時代を問わず関心を集めるトピックであることに加え、最近の時事性も相まって、こちらの記事が2025年に公開されただいふくちゃん通信で、最多アクセスとなりました。既に読んでいただいた方も今だからこそ、再度読み直してみてはいかがでしょうか。
記事の執筆者(MSさん)から一言コメントをいただきました!
読んでくださった皆さん、スタッフの皆さん、どうもありがとうございました。講義が行われた2012年から13年が経った現在、日中関係がまた不穏になっていて、「中華思想」はやっぱり今も中国に息づいているのかも知れないなぁ、と思わされます。2026年が皆さんにとってより良い年になることを願うばかりです。
2026年もだいふくちゃん通信をよろしくお願いいたします
だいふくちゃん通信では、引き続き、UTokyo OCWで公開している、東京大学の講義・講演をご紹介し、東大で行われている研究や学問の魅力を多くの人に知ってもらうための記事を公開していきます。ぜひ、2026年もお楽しみください!
また、東大TVの動画をご紹介している「ぴぴりのイチ推し!」でもランキング記事をお届けしています。こちらもご覧ください。
そして、後編の公開もお楽しみに!
【2025年ランキング記事はこちら】【だいふくちゃん通信】2025年アクセス数ランキング!(この記事)【ぴぴりのイチ推し!】2025年アクセス数ランキング!【だいふくちゃん通信】2025年アクセス数総合ランキング&おすすめ3選!【ぴぴりのイチ推し!】2025年アクセス数総合ランキング&おすすめ3選!
【過去のランキング記事はこちら】2024年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング2024年ぴぴりのイチ推しアクセス数ランキング2023年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング2022年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング
<文/おおさわ(東京大学学生サポーター)>
●他の講義紹介記事はこちらから読むことができます。
2025/07/14
UTokyo OCWで公開中の講義『コンピュータシステム概論』(講師:小林克志)が、NVIDIA社が運営する学習ポータルサイト「AI Learning Essentials」にて紹介されました。
このポータルサイトは、NVIDIA Deep Learning Institute(DLI)が提供するAI・データサイエンス分野のオンライン教材を紹介するサイトです。生成AIや大規模言語モデル(LLM)の進化に欠かせない検索拡張生成(RAG)などの概念を、段階的に学ぶことができます。
AIを学ぶための基礎リテラシーとして外部の優良教材を紹介しており、UTokyo OCWのコンテンツがその一つとして取り上げられました。
■掲載された講義情報講義名:コンピュータシステム概論講師:小林克志講義概要:コンピュータシステムを利用した情報サービスの知識はあらゆる分野で求められている。 本講義では、情報サービスの提供に必要な知識・スキルに加えてそれらの獲得方法を学ぶ。OCWコースページ:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11482/
『コンピュータシステム概論』は、数理・情報教育研究センターが開講している数理・データサイエンスに関する公開講義のうちの一つで、全18コースが開講されています。トピックごとに5分〜60分程度と短く分かれており、学び直しに最適です。詳細:数理・データサイエンス e-learning教材
AIやデータサイエンスに関心のある皆さまの学びに、ぜひUTokyo OCWをお役立てください。
掲載先リンクNVIDIA「AI Learning Essentials」公式ページ:https://www.nvidia.com/ja-jp/learn/ai-learning-essentials/
2025/07/08
2025年7月6日、小学館が運営する情報メディア『@DIME(アットダイム)』にて、当センターが運営するUTokyo OCWおよび東大TVの取り組みについての取材記事が掲載されました。
記事では、当センターが提供している東京大学の授業動画やシンポジウム映像などの公開コンテンツが広く社会に活用されている現状が紹介されています。また、視聴者の年齢層や関心が高い講義のテーマについても詳しく取り上げていただきました。
私たちが推し進めているOpenCourseWareの取り組みや、今後の方向性について丁寧に取り上げていただいています。ぜひご一読ください。
▶︎ 掲載記事はこちら(@DIME):「東京大学の講義資料・映像が無料で見放題!どんな人が何を見ているのか調べてみた」
2024/12/23
今年もこの季節がやってきました!だいふくちゃん通信アクセス数ランキングー!!
2024年もだいふくちゃん通信をご愛読いただき、ありがとうございました。だいふくちゃん通信では、UTokyo OCWの動画に興味を持っていただくため、学生を中心に動画を紹介するコラムを執筆しています。だいふくちゃん通信は、ちょうど3周年となります。本記事では、2024年に公開された記事でアクセス数が高かったものを中心にご紹介して、今年のだいふくちゃん通信を振り返りたいと思います。読むのが初めての方は面白い記事を探す機会として、普段から読んでいただいている方は今年を振り返る機会としてお楽しみください!
過去のランキング記事はこちら↓2023年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング2022年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング
また、今年からは、東京大学で行われた公開講座や講演会などを公開している「東大TV」でも、コラム「ぴぴりのイチ推し!」が始まりました。ぴぴりのイチ推し!でもランキングを紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください!2024年ぴぴりのイチ推しアクセス数ランキング
2024年だいふくちゃん通信アクセスランキング TOP3
この1年間(2023年12月〜2024年11月)で公開されただいふくちゃん通信の記事は21本でした。この中で特に読まれた記事は何だったのでしょうか。まずは今年公開された記事の中で、アクセスの多かった記事TOP3をご紹介します!(集計期間:2023年12月1日〜2024年11月30日)
第3位 【心の森を作る?】建築家・安藤忠雄の仕事をのぞく
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_625/  コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku24_2008s_gfk_andou/ 
日本を代表する建築家の一人である安藤忠雄氏。そんな安藤氏が自身の人生を振り返りながら、手掛けた代表的な建築についてや、何を考えながらそれらの設計をしたのかを語った講義を紹介した記事です。記事には、執筆者手書きの、建築のイメージ図も載っており、実際にその建築を見たことがない人にもイメージしやすくなっています。また、記事の最後には講義で取り上げられた建築物のリストもあるため、講義資料がなくても分かりやすくなっています。建築が好きな人は安藤氏の考えをより深く知るきっかけに、全然詳しくないという方は安藤氏について知るきっかけに、ぜひ記事をご覧ください。
第2位 『徒然草』に学ぶ単純な暮らし:現代社会で所有欲から自由になるためのヒント
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1426/  コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku24_2016s_gfk_fujiwara/  
『徒然草』といえば、多くの人が古典の授業で習う、あるいはそうでなくとも名前くらいは聞いたことがある文学作品です。こちらの記事・講義では、『徒然草』の文を実際に引用しながら、『徒然草』を通して兼好法師が目指した「単純な暮らし」が現代社会にどう繋がるかを考えています。日本語の表現力や古文の魅力を味わいながら、現代社会の抱える問題や私たちの暮らしについて考えさせられる記事で、校閲などを担当しているスタッフ陣からも特に好評の声が多く挙がりました。忙しい現代を生きる大学生・社会人はもちろん、古典を学ぶ中高生など、幅広い世代の方にぜひ読んでいただきたい記事です。
第1位 なぜ理系に女性が少ないのか
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2329/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku23_2022a_frontier_yokoyama/  
「突然ですが皆さん、東京大学工学部に所属する学生のうち、女性の割合はどれくらいだと思いますか?」という問いから始まるこちらの記事。日本における理系分野の女性割合の低さの現状や、その要因を探る研究を紹介しています。また、女性割合の低さは理系に限らず、東京大学の抱える問題でもあり、今年の5月ごろには「#言葉の逆風」や「なぜ東京大学には女性学生が少ないのか?」というポスターが学内の食堂などに掲示され、話題を呼びました。そんな東京大学・日本の抱える問題やその要因を知ることで、状況の改善につながるかもしれません。
2024年公開の記事でアクセス数1位となったこちらの記事は、番外編でも紹介する記事全体のアクセス数ランキングでも8位に輝きました。また、現在、本講義の後継コース「2024年度学術フロンティア講義:ジェンダーを考える」を撮影・編集中です。ぜひ公開を楽しみにお待ちください!
番外編 その1 2024年公開のおすすめ記事3選
TOP3入りを逃した記事たちも、面白いものだらけです。毎年、ランキング記事では、ランク入りを逃した記事の中から担当者おすすめの記事を紹介しているのですが、こちらが意外にも好評とのことなので、今年もやります!
私たちの生とは…生は支配の対象でも目的でもなく、ともに展開(flourishing)すること
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2398/    コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku24_2023s_frontier_nakajima/   
「空気」や「価値」といった言葉の意味、そしてその重要性について考えることで、私たちの生き方を問い直す機会を与えてくれる記事・講義です。同じ学術フロンティア講義「30年後の世界へ― 空気はいかに価値化されるべきか」の記事を紹介した「【空気の価値化】人と空気の歴史社会学」でも、同じく「空気」や「価値」といった言葉を通し、社会システムの変容や私たちの「欲求」について考えています。コロナ禍を経験し、私たちは、換気など物理的な空気や、対面で会うことなど空間的な意味での空気について考えることが多くありました。「空気」という身近でありながら奥深い哲学的なテーマを通じ、現代社会について考えてみませんか?
【共生と秩序】合理的意思決定とは?
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_74/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku24_2006s_gfk_tanaka/  
今年は都知事選や衆院選などがあり、政治について考えたり「意思決定」について考えたりする機会が多くあった年でした。「人々の集団は政府が存在しない社会においてどのような行動を示すのだろうか」という問いを出発点に、ゲーム理論の手法などを用いて「合理的な意思決定」について科学的にアプローチする講義が、この記事のテーマです。そして素敵なサムネイルも目を引きます。記事を読み、講義を見れば、”合理的”な意思決定の奥深さにきっと興味を持つ事でしょう。
栄養ってどれくらい採れば良い?~観察と実践の疫学~
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1701/    コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku23_2018a_gfk_sasaki/   
私たちにとってとても身近な「栄養」について、疫学という学問の立場から学ぶことができる講義を紹介した記事です。そもそも疫学とはどんな学問なのか?栄養の不足/過剰摂取とどんなつながりがあるのか?ぜひ記事や講義を通して学んでみてください。きっと普段の生活でも意識する機会が増えることでしょう。こちらの記事は、私が校閲した際に、「海軍にカレーを導入したとされる高木兼寛じゃないですか~」とコメントをしたら記事に採用されたという個人的な思い入れもあります(笑)
番外編 その2 2024年だいふくちゃん通信アクセス数総合ランキング
ここでは、3年間で公開されたすべての記事の中から、今年最も読まれた記事TOP5をご紹介します。公開からずっと読まれ続けていたり、今年になって特に注目を浴びたりといろいろな記事がありますのでぜひご覧ください!
第5位 【自閉症の人は不安を感じやすいのか】不安の仕組みについて考える
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2028/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2020a_asahi_watanabe/  
2022年05月13日 公開 
22,404 PV
第4位 【食べていたのは「幻想」だった?】ヨーロッパ中世の食卓をのぞいてみよう!
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1345/    コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2015s_gfk_ikegami/   
2023年01月18日 公開 
22,634 PV
第3位 【「進化=自然選択」だと思っていませんか?】進化学のこれからについて学ぶ
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_884/    コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daiduku_2011s_gfk_morinaga-tsukatani/ 
2022年10月12日 公開 
26,928 PV
第2位 【今一度 振り返ってみよう 日本の宗教観】宗教はあぶない?!
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_82/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2006a_gfk_sueki/   
2022年08月24日 公開 
28,008 PV
第1位 「家族」の基準って何?「家族」って誰のこと?【「家族」の境界線について考える】
講義動画はこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1237/   コラムはこちらから:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/daifuku_2013a_gfk_akagawa/   
2022年05月25日 公開 
42,181 PV
2025年もだいふくちゃん通信をよろしくお願いいたします
2025年もだいふくちゃん通信・ぴぴりのイチ推し!では東京大学の講義の、ひいては学問の魅力を多くの人に知ってもらうための記事を公開していきます。皆さんがお忙しい日々の中で、少し立ち止まり、さまざまな学問の魅力を知ったり、自分自身や過去・現代・未来の社会について考えたりしていただけたら、とても嬉しく思います。ぜひ、2025年もよろしくお願いいたします!
<文/おおさわ(東京大学学生サポーター)>
●他の講義紹介記事はこちらから読むことができます。
2024/10/28
こんにちは。大学総合教育研究センターUTokyo OCWチームです。
このたび、UTokyo OCWの姉妹サイト『UTokyo OpenCourseWare extra』(UTokyo OCWx)にて公開しているコンテンツの一部をUTokyo OCWにて公開しました。
今回、UTokyo OCWで公開したのは数理・情報教育研究センターが開講している数理・データサイエンスに関する公開講義の18コース。一つの講義がトピックごとに5分〜60分程度と短く分かれており、学び直しや隙間時間での学習がしやすくなっています。
ぜひ、珠玉の講義を自身の学びに活用してください。
複素解析学I
講師:平地健吾教授講義概要:複素関数論は数学の様々な局面で使われるきわめて強力な理論である。本講義では複素数平面、複素関数の微分、複素関数の積分とコーシーの定理といった複素関数論の基礎について解説を行う。
文科系のための線形代数・解析II
講師:藤堂眞治教授・松尾泰教授・藤原毅夫教授講義概要:「文科系のための線形代数・解析I」に引き続き、経済学や統計学、データ科学などにおいて必要とされる線形代数、解析の基礎を学ぶ。線形回帰、二変数関数の微積分、基本的な最適化手法などを理解し、簡単な問題に応用できるようになることを目標とする。講義とMATLABを用いた演習を並行して進めることで実践で役立つ理解を目指す。
確率過程論(数理手法VI)
講師:荻原哲平准教授講義概要:時間とともに変化する不確実な現象を記述し理解するには、確率過程論が重要な道具として用いられる。この講義では数理手法IVに続き、離散時間の確率過程論の講義を行った後、連続時間の確率過程の理論について講義を行う。また、ファイナンスへの応用として、ブラック・ショールズ・マートンによるオプション価格理論を扱う。
文科系のための線形代数・解析I
講師:藤堂眞治教授・松尾泰教授・藤原毅夫教授講義概要: 経済学や統計学、データ科学などにおいて必要とされる線形代数の基礎を学ぶ。二次元・三次元の線形写像と行列、固有値分解などを理解し、簡単な問題に応用できるようになることを目標とする。講義とMATLABを用いた演習を並行して進めることで実践で役立つ理解を目指す。
メディアプログラミング入門
講師:山肩洋子准教授講義概要:「Pythonプログラミング入門」を履修済みの学生、あるいはそれと同等以上のプログラミング力を持っている学生を対象に、時系列データや音、テキスト、画像といった様々なメディアをコンピュータで処理するための基礎的なプログラミングを学ぶ。 拡張ライブラリやWebAPIなどを活用し、実際にプログラムを動かしながらその振る舞いを直感的に学ぶことで、Pythonを使ったメディア処理への理解と興味を深めることを目的とする。
計算機実験I
講師:藤堂眞治教授講義概要: 理論・実験を問わず、学部〜大学院〜で必要とされる現代的かつ普遍的な計算機の素養を身につける。1. 計算機実験のための環境整備 2. 数値計算の基礎 3. 常微分方程式の解法 4. 行列演算とライブラリ 5. 連立方程式の解法 6. 行列の対角化 7. 疎行列に対する反復解法 8. 特異値分解と最小二乗法
最適化手法(数理手法III)
講師:寒野善博教授講義概要:最適化とその応用について講述する。最適化(数理計画)とは、意思決定のための数理手法の一つである。最適化では、与えられた条件を満たす解のうち、ある関数を最小(または最大)にするものを求める。工学における多くの問題が、このような最適化問題として定式化できる。この講義では、最適化におけるいくつかの基本的な問題を取り上げ、それらがもつ性質と解法を説明するとともに、それらの応用を紹介する。
確率論(数理手法IV)※既公開
講師:楠岡成雄特任教授講義概要: 時間とともに変化する不確実な現象を記述し理解するには、確率過程論が重要な道具として用いられる。この講義では離散時間の確率過程に関しての講義を行う。 この講義では、数学的に厳密な議論は行わず、確率過程論(特にマルチンゲール)のアイデアを中心として直観を重視した講義を行う。特に前半では確率空間が有限集合である場合を取り扱う。測度論、積分論の知識は前提としない。
工学のための現代数学入門(数理手法V)
講師:藤原毅夫特任教授講義概要: 理工系の専門分野の学習では、しばしば現代数学の言葉や概念が顔を出す。そのときに困らないためには、新しい概念の在処を知っているだけでも大変役に立つ。本講義では、今後現れるかもしれない現代数学の諸相を、数学非専門の立場から説き起こす。連続と位相・微分形式と多様体上の微積分・群などを扱う。
確率過程論(数理手法VI)
講師:楠岡成雄特任教授講義概要: 時間とともに変化する不確実な現象を記述し理解するには、確率過程論が道具として用いられる。この講義では数理手法IVに続き、連続な確率過程の理論について講義を行う。
時系列解析(数理手法Ⅶ)
講師:北川源四郎特任教授講義概要: 時間とともに変動する現象を記録したデータが時系列である。時系列に基づき、複雑な現象を理解し、予測、制御や意思決定を行うための方法が時系列解析である。この講義では、時系列のモデリングのための前処理や特徴の可視化、統計的モデリングの方法、線形・定常時系列モデル、状態空間モデルおよび非線形・非ガウス型モデルについて、実際の問題への応用含めつつモデリングの方法を中心に解説し、現実の問題に対応して適切なモデリングができるようになることを目標とする。
データ駆動科学の数理(数理手法Ⅷ)
講師:島田尚准教授講義概要: 主に経済・社会系に関する最近の data-driven な研究を紹介し、それらを理解するための数理手法を解説する。研究を進めるのに重要なこれらの数理手法の理解の糸口になるよう講義をする立場で努力する。
時系列解析(数理手法Ⅶ)
講師:松尾宇泰教授講義概要: 方程式の求解や、微分・積分などの計算は、手計算の形でこれまで十分経験していることと思う。しかし、天気予報、航空機の設計、物理現象のシミュレーションなど実際的な場面で必要とされる計算は、大規模かつ複雑で手計算ではとても実行できない。このような場合に使われるのが計算機を使った数値計算である。これは大変強力な方法であるが限界もあり、その性質をわきまえずに使うと思わぬ大怪我をする可能性もある。本講義では数値計算の方法と性質について、実用面に留意しながら解説する。本講義の履修には計算機プログラミングができることが望ましい。
統計データ解析I
講師:小池祐太准教授講義概要: ビッグデータの時代と言われている。近年、データの計測およびストレージ技術の発達とともに、大規模データから適切に情報抽出し、それを意思決定に活用することが必須のリテラシーとなっている。いっぽうデータの形式と対応する解析法の変化は著しく、新しい方法を正しく利用するために、普遍的な統計科学の原理を理解することが重要である。基礎となる統計数理とともに、具体的な統計解析手法とその運用を、統計ソフトウエアによるデータ解析実習を通じて習得する。
統計データ解析II
講師:小池祐太准教授講義概要: 統計データ解析Ⅱでは、統計ソフトウエアRの説明の後、高次元大規模データに潜む相関構造を発見し計量する多変量解析、および時系列データの基本的な解析法を学ぶ。統計手法の運用とデータハンドリングを実習することに加え、微分積分学、線型代数学等の前期課程数学と連携し、数理科学的側面を意識しながら、実験を介して統計手法の合理性と体系を感得する。
コンピュータシステム概論
講師:小林克志特任准教授講義概要: コンピュータシステムを利用した情報サービスの知識はあらゆる分野で求められている。 本講義では、情報サービスの提供に必要な知識・スキルに加えてそれらの獲得方法を学ぶ。 具体的には、Web サービスの提供を想定し、その実現に必要な知識・技術を解説する。 併せて、具体的なサービス構築を通じ知識・技術の活用に加え、それらの獲得方法を実践的に体得する。 課題発表の時間に学生が設計・構築したサービスのデモをおこない、学生同士で評価する。
データマイニング入門
講師:森純一郎准教授講義概要: ビックデータ分析技術は情報処理技術を学ぶ上で重要となっている。本講義では、データ分析・データマイニングの基礎について学ぶとともに演習を通して実際にデータを分析するプロセスを学ぶ。特に、前期課程の「データマイニング入門」講義のさらに発展的な内容を学習することで、後期課程や大学院におけるデータサイエンス、人工知能、機械学習、自然言語処理などの関連講義の基礎となる知識を習得することを目標とする。
Special Lecture at Utokyo "Linear Algebra"
講師:Professor Gilbert Strang (MIT)
2024/01/18
みなさん、こんにちは。UTokyo OE(UTokyo Online Education)スタッフです。
UTokyo OE(Online Education)が提供するウェブサイト「UTokyo OCW」「東大TV」では、東京大学で公開された講義やイベントの動画・講義資料などを、数多く公開しています。
見たい動画を探す際には、ウェブサイトのトップから、興味のある学問分野や講師の名前によって検索することができます。
「そうは言われても、あまりに多くの動画があってどれから見たらいいか分からないよ!」という方にオススメの、コラム記事のコーナーがあります。
コラム記事は、東京大学の現役学生サポーター・卒業生・スタッフなどが持ち回りで執筆しており、講義動画の概要を紹介したり、執筆者が講義動画を見た感想・自身の体験談などを綴っています。
執筆するトピックは、執筆者の専攻・得意分野に基づいている場合もあれば、ご本人の純粋な興味関心・驚き・感動などから選んでいる場合も。
東京大学を、より身近に感じていただくことができる内容となっております。
「UTokyo OCW」の「だいふくちゃん通信」では、2021年から、学生サポーターの協力を得る現在のスタイルを取り入れました。
約2年間で既に100本程度の記事を公開し、SNSなどで好評をいただいております。
そして、この度、「東大TV」の方でも、同じ執筆チームによるコラムの連載を始めることになりました。
題して、「ぴぴりのイチ推し!」です。
これらのコラムを
・見る動画を選ぶ際の導入として・ひとつの読み物として・動画を視聴する際のヒントとして
みなさまの日々の学習にご活用いただけましたら、執筆者一同、大変うれしく思います。
UTokyo OCW「だいふくちゃん通信」
「UTokyo OCW」には、「だいふくちゃん」というマスコットキャラクターがいます。とても可愛らしい姿に、スタッフたちからも溺愛されております。お見知り置きを。
〇お名前:だいふくちゃん
〇お誕生日:2月9日
〇役職:広報部長
〇ストーリー:立派なふくろうになるべく、いろいろなことを勉強中。OCWめがねを拾ったことをきっかけにUTokyo OCWと出会い、その面白さにはまってしまいUTokyo OCWのスタッフのお部屋へやってきた。
スタッフも、へぇ、そうなんだ……と忘れている情報が多かったですが、改めて記憶に刻みたいと思います。
さて、我らが広報部長のお名前を冠した「だいふくちゃん通信」と、そのアクセス方法を紹介します。
「UTokyo OCW」では、東京大学が開講する正規講義(所属する学生が履修して単位をもらう通常の授業)を取り扱っています。実際に学生・大学院生が受講している授業をご覧になりたい方、ぜひご活用ください。
まずは、「UTokyo OCW」にアクセスしましょう。
そして、画面上部のメニュー「だいふくちゃん通信/特集」からプルダウンして、「だいふくちゃん通信」を選択してください。記事一覧が表示されます。
とはいえ、「記事もたくさんあってどれから読んだらいいか分からない!」という方は、ぜひ、こちらのページを。
●【2022年度を振り返る!】だいふくちゃん通信ライターが紹介する人気記事(2023/08/23)
●【2023年最も読まれた記事はどれ!?】2023年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング(2023/12/26)
学生ライターさんが、2022年、2023年にたくさん読まれた人気記事をランキング形式にまとめ、おすすめコメントとともに紹介してくれました!
東大TV「ぴぴりのイチ推し!」
「東大TV」にも、「ぴぴり」というマスコットキャラクターがいます。
ゆるキャラの王道を行くだいふくちゃんのフォルムとは、また違ったおもむき。そして、既存の生き物とも違う独創的な姿(学生サポーターさんから「鳥?」と言われていましたが、空想上の生き物のようです。)
こちらも、負けず劣らず可愛がられています。
〇お名前:ぴぴり|Pipili(公募によって決まりました)
〇発見日:2016年6月1日
だいふくちゃんは「お誕生日」が判明していますが、ぴぴりは「発見された日」とのことで……それぞれにいろんなドラマがありそうですね。
「東大TV」で扱っているのは、東京大学で開催されるオープンキャンパス・公開講座・著名な方をゲストに迎えた講演会など、多彩な内容です。YouTubeチャンネルとしては、登録者数11万人を超える大人気コンテンツとなっております。
こころなしか、ぴぴりの顔が誇らしげに見えます。
だいふくちゃんも、お友だちの晴れ舞台なので、よろこんでお手伝いしました。
さて、こんなに人気があり、多様で豊かなコンテンツを持つサイトですから、さらに多くのみなさんに知ってもらいたいと考え、(「UTokyo OCW」と同様に)講義やイベントをピックアップして、コラム形式で紹介することになりました。
ぴぴりが、頭のてっぺんのアンテナからみなさんに発信する、「ぴぴりのイチ推し!」です。
「東大TV」にアクセスの上、「ぴぴりのイチ推し!/特集」からプルダウンして、「ぴぴりのイチ推し!」を選択してください。
もちろん、ぴぴりちゃんは心の中では全ての講義を「推し」ていますよ!しかし、なにぶんたくさんのコンテンツがありますので、みなさんの動画視聴のきっかけのひとつとして参考にしていただけるよう、どんどん連載していきたいと思います。
これからも応援をよろしくお願いします!
コラムの更新情報は、公式Twitter・Facebookでも配信しています。
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記事を読んでお気に召していただけましたら、ぜひ、感想などを付けて拡散してください。みなさまのご声援が、学生ライターの励みとなっています。
そして、Twitterでは、だいふくちゃんとぴぴりがお仕事したり遊んだりしている姿も、ときどき登場しますよ!
2人がイラストになって登場する栞(しおり)もご好評をいただいており、引き続き、東京大学本郷キャンパスの「コミュニケーションセンター」(東京大学本郷キャンパス赤門から入ってすぐ横です)・生協・図書館などで配布中です。
横断検索サイトだから、「横断歩道」を渡っております。
4枚集めると、「あの有名な横断歩道」にそっくりな横断歩道が完成します。
ぜひ、入手してください!
大変好評で、すでに30,000枚近く配布されているのですが、在庫が無い場合もございます。あらかじめご了承ください。(みなさんがしおりに出会えることを祈っています。)
それでは、引き続き、UTokyo OEをお楽しみくださいませ。
<文/加藤 なほ>