スピングラスと計算物性物理 (髙山一最終講義)

スピングラスと計算物性物理 (髙山一最終講義)
【研究概要】 物性物理学の分野で様々な研究を行った。中でも、ポリアセチレン中のソリトンの理論に代表される、1次元系物質における非線形現象の研究、および、乱れの ある磁性体における量子臨界現象やスピングラスのスローダイナミクスなど、ランダム磁性体に関する研究では分野の最先端をいく成果を上げた。 また、これらの研究に用いられた、超大規模数値シミュレーションを駆使しての研究(計算物理学)の発展にも大きく貢献した。 【教授略歴】 1963-72年 学生時代 ・東京大学和田(靖)研 ・第2種超伝導体における輸送現象 (GL方程式)・超伝導臨界現象 1972-75年 PD時代 (1972-74ミュンヘン, 74-75シュトゥットガルト) ・Fuldeグループ ・電子・フォノン系における不純物のダイナミクス ・Ni表面磁化 (結晶場,スピン軌道相互作用,HF近似) 1975-84年 北海道大学時代 (含む南カリフォルニア大(79-80)) ・スピングラス (平均場近似, スピン波理論から計算物理へ) ・ポリアセチレン中のソリトン (場の理論模型) ・1次元ソリトン系の量子統計力学 ・CDW系における不純物ピン止めのダイナミクス 1984-89年 京都大学基礎物理学研究所時代 ・スピングラス, CDW系 1989-95年 筑波大学時代 ・スピングラス (平均場理論, スローダイナミクス) 1995-2007年 東大物性研時代 ・物質設計評価施設, スパコン共同利用の管理・運用 ・スピングラス (エイジング現象), フラストレートスピン系 ・(ランダム) 量子スピン系, 双極子相互作用磁性体, DNAゲル電気泳動